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動画をUPしました。4.4 諏訪湖での再会⑥

 私が公園を歩いていると後ろから声を掛けられました。

 

「コノハさん、おはようございます」

 

「昨夜はかなりお酒を飲んでいたのに、今朝は随分と早いですね」

 

「お酒?そうだったのですか。コノハさん、実は今の私は道澄です」

 

「えっ?」

 

「あの時とは反対に今度は私が夢を見て、彼の身体を借りてあなたを訪ねて来ました。彼が泥酔すると入れ替わるのですかね。こうして違う姿であなたと対面するのは不思議ですが、とてもお元気そうで良かったです」

 

「道澄さん…、本当なんですか?もう会えないと思っていました」

 私の頬は涙で濡れていました。

 

 私は嬉しくて嬉しくて彼の胸に飛びつこうとしました。

 

「おーい、コノハ、二人で何をやっているの?」

 後ろからセオリさんの声がしました。

 

「輝虎殿?輝虎殿もこちらに来ていたのですか?」

 道澄さんが驚いた声を上げました。

 

 私は機を逸して振り返りながらセオリさんを睨みました。

 

 それから私たちはホテルに戻って朝食を取り、チェックアウト後に諏訪大社巡りをしましたが、もうセオリさんに道澄さんの隣は譲りません。

 

 これが夢なのか現実なのか分かりませんが、目一杯楽しもうと思います。

 

 

  おわり